コラム

ペットは生まれ変わる?私は必ずあなたの元へ戻るから…

「生まれ変わり」って、信じますか?

人間よりもはるかに早く歳を取るペットは、飼い主さんよりも先に旅立つことがほとんどです。

しかし、頭ではわかっているつもりでも、簡単に割りきれないですよね。亡くなったペットを思いながら、「生まれ変わってまた会いに来てね」と願う方も多いのではないでしょうか。

私は、生まれ変わりを信じています。ペットの生まれ変わりにまつわる不思議な体験はよく耳にしますし、私自身も飼っているペットと不思議な縁で結ばれているからです。

亡くなったペットは、生まれ変わって、きっとまたあなたの元にやってきてくれます。

また会えるから、大丈夫。体は無くなっても、魂はずっと巡るのです。

目次

亡くなったペットはどこへ行くの?

ペットの魂は、体がなくなってもずっと残ります。

あなたが「もう一度あの子に会いたい」と願うのと同じように、ペットももう一度あなたに会うために、輪廻転生を繰り返すのです。

ペットが亡くなった直後、ペットは魂だけの存在になります。

しかしその魂がどこへ向かうかは、ペットの性格によって異なります。

まだ近くにいる

ペットが犬の場合、飼い主さんの近くにいることがほとんどです。

泣いているあなたが心配で寄り添っていたり、あるいはペット自身が亡くなったことに気づいていなかったり……。

後者の場合、いつものように甘えようとしますが、いくら近づいても飼い主さんの体をするりと通り抜けてしまうので、次第に異変に気付くようになるでしょう。

虹の橋へ向かう

自分の死を悟り、すぐに虹の橋を目指す子もいます。

本能で、「死んだらこの方向へ向かう」と知っているのです。

しかし、「悲しんでいる飼い主さんをこのままにできない」と旅立てない子も少なくありません。

犬は生まれ変わるの?

映画『僕のワンダフルライフ』を観たことはありますか?

この映画では、先に旅立った犬が、もう一度飼い主に会うために何度も生まれ変わる様子が描かれています。

5回目の転生でようやく飼い主を発見できるのですが、生まれ変わりであることにはなかなか気づいてもらえません。

そこで犬が披露したのが、“特別なキャッチボール”。昔、飼い主と楽しんでいた方法でボールをキャッチし、「魂は僕なんだよ」とアピールしたのです。

飼い主は、「亡くなった犬の生まれ変わりだ」と確信して、物語はハッピーエンドを迎えます。

この映画のように、犬は犬に生まれ変わることもありますし、似たような動物(猫や狼など)、あるいは人間として生を受けることもあるそうです。

ペット自身が「幸せな生涯だった。もう一度同じ動物に生まれたい」と強く願ったら、きっと神様もそれを叶えてくださるのではないでしょうか。

また、「生まれてきた子ども(あるいは親友の子どもなど)に、なんとなく亡くなったペットの面影を感じる」という話もまれに耳にします。たとえば明るくて人懐こかったり、よく食べてよく遊んだり……きっとその子は、生まれ変わったペットかもしれませんね。

亡くなってから生まれ変わるまでの期間はどのくらい?

「生まれ変わったペットとまた会えるかもしれない」

そんな期待が胸に生まれると、今日か明日かと待ちわびてしまいますよね。

一説によると、犬は死後数時間で生まれ変わることもあるそうです。

人間は49日で成仏するとされていますが、人間よりもはるかに歳を取るスピードが早い生きものなら、たった数時間で成仏というのも納得できますね。

ただ、亡くなったペットがこの世に未練を抱えていると、それだけ成仏までの期間は長くなります。何年も涙に暮れている飼い主さんが心配で、ずっと側にいるペットも少なくないでしょう。

ペットの生まれ変わりを見分けるコツ4つ

生まれ変わったペットは、きっとまたあなたに会いに来てくれます。

そして、「僕は生まれ変わりだよ!」とさまざまなサインを出します。

たとえば、映画『僕のワンダフルライフ』では、ペットは「二人しか知らないはずのキャッチボール」でアピールしていました。飼い主はこのサインをきっかけに、亡くなったペットの生まれ変わりだと確信したのです。

実際にペットの生まれ変わりを体験した人は、このようなサインで気づいたそうです。

直感

「あれ? なんだかこの子……」という、飼い主ならではの直感。

出会った瞬間にピンと来たり、なにげない仕草にハッとしたり、多くの飼い主さんは直感で生まれ変わりを感じています。

きっと、絆がたぐり寄せた運命ですね。

共通点がある

生まれ変わりのペットが、亡くなったペットの一部分だけを引き継いでいることはよくあります。

たとえばクリクリとした瞳や、特徴的な毛色など。他にも「ふとした表情が似ていた」という声もあります。

また、体が弱かったり、先天性の病気を持っていたりなど、抱えている病気が同じというケースも少なくありません。

仕草やクセが似ている

ペットにはそれぞれクセがあります。

たとえば、寝る前に毛づくろいする、ご飯の時間になるとジャンプをするなど、仕草やクセを引き継いでいる場合も、生まれ変わりの可能性が高いでしょう。

また、「これが大好物みたい。そういえば前のペットもそうだった」というように、食べ物の好き嫌いが類似するケースもあるようです。

出会い方が運命的

ペットの生まれ変わりを経験した方は、新しいペットと運命的な出会い方をしがちです。

たとえば「親戚のペットに子どもが生まれて引き取ったら、あの子の生まれ変わりだと気づいた」「なにげなくペットショップをのぞいたらビビッときた」など。

不思議なことに、ほとんどの方は「新しいペットなんて飼うつもりはなかったのに」と言います。まさに運命の導きですね。

私自身、20年以上ペットロスに苦しんできました。死別の悲しみに、「もうペットなんて飼わない」と固く決めていたほどです。

しかし不思議な縁でつながって、今では2匹の犬が家族の一員に。ときどき、前の犬を思い出させるような仕草をすることがあるので、そのたびに「やっぱり」とうれしく感じます。

「出会うまでの20年間、この子たちは何回転生したのだろう……私に会うためにがんばってくれたんだろうな」と考えると、愛しさで胸がいっぱいになります。

ペットの生まれ変わりの実話

生まれ変わりは、科学では説明できない不思議な現象です。

しかし「ペットの生まれ変わりを体験した」という方はとても多いのが事実。

一例ですが、ペットの生まれ変わりエピソードを紹介します。

・ペットショップで、子犬を家族に迎えた。帰宅後、その子の誕生日が亡くなったペットの誕生日ということに気付いた

・蝶々が家の中に入ってきた。ふと、亡くなったペットの名前を呼ぶと、その蝶々が手に止まってくれた

・知人の家で子猫が生まれたので引き取ったら、仕草や甘え方がそっくりだった

・亡くなったペットが隠してしまい、いくら探しても見つからなかったボール。新しく迎えた子がすぐに見つけて持ってきてくれた

どれも、生まれ変わりを感じるエピソードばかり。

体はなくなっても、新しい子になって、飼い主さんの元へまた戻ってきてくれるのですね。

まとめ

ペットを亡くした経験のある方は、「もう一度あの子に会いたい」と思ったことがあるでしょう。それは、ペットも同じです。

ペットはあなたに会うため、何度も何度も生まれ変わります。運命の糸をたぐり寄せながら、あなたの匂いをたどりながら……。

動物は本能的に、死んだら向かう場所を知っています。しかし飼い主さんがいつまでも悲しみに暮れていると、心配で成仏できず、結果として生まれ変わるまでにかなりの時間がかかるそうです。

涙をぬぐったら、辺りを見回してください。亡くなったペットの魂が、あなたを優しく包みこんでいるはずです。

ペットはいつでもあなたを見守っています。そして再会できる日を信じて、何度も何度も生まれ変わります。

また会えるから、大丈夫。

今度生まれ変わりの奇跡を目にするのは、あなたかもしれません。

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