コラム

新しく迎える子はペットショップで買うべきか? 保護っ子を検討するべきか?

ペットとの出会いは、一期一会。新しいペットを迎えたいと考えたとき、「どのように出会うか」を悩む方は多いのではないでしょうか。

ペットショップで購入する方法もありますが、最近では里親を選択する方も増えていているようです。

私たちが飼っているトイプードルも、実は元・保護っ子。今ではすっかり家族の一員として、毎日癒しをくれたり笑いをくれたりしています。

ペットショップと、保護っ子。

犬にとって、そして私たちにとって、もっとも良い迎え方はどれなのでしょうか? それぞれの特徴を詳しく紹介するので、新しいペットをご検討中の方はぜひ参考にしてください。

目次

ペットショップから迎える方法

全国各地のホームセンターやショッピングモール。

ペットショップからの購入は、私たちにとって、一番身近なペットの迎え方ではないでしょうか。

しかし、“かわいさ”の展示の影では、悲惨な現実が渦を巻いています。

受容と供給……ペットショップの現実をご存知ですか?

ペットショップと動物

ペットショップには、たくさんのケージが設置されています。

ペットが売れて一つのケージが空けば、次の新しいペットが入荷されます。いつ訪れてもかわいい犬猫がずらりと並んでいるので、眺めているだけでも楽しいですよね。

犬や猫は、一匹一匹個性が異なります。どの命も輝いていて、彼らの幸せな一生を願わずにいられません。

しかしペットショップで展示されるすべてのペットが引き取られていくかというと……決してそうとは限らないのが現実です。

幼齢の個体は高値がつきますが、月齢がすすむにつれて徐々に値引きされるようになります。それでも買い手が見つからない場合、里親や保護施設を探します。しかし、それでも行き先が決まらなかった場合……保健所で殺処分対象になる可能性があるのです。

ペットショップは、私たちの身近にいくつも存在します。

ときめく出会いがたくさんあり、目を輝かせたお子さんのために「衝動買いしてしまった」という家庭も多いのではないでしょうか。

しかし、安易な飼育は思わぬ悲劇を招くこともあります。「仕事が忙しくなりペットに構えなくなった」「ペットの世話がこれほど大変だと思わなかった」などの理由で、飼育放棄率が上昇しているのです。

「かわいそうだから」と、売れ残った犬猫を購入する方もいるでしょう。

優しい考え方ではありますが、売れ残りのペットを購入することは、実際は何の解決にもならないのでご注意ください。

一匹がケージからいなくなれば、業者は母犬に次の子どもを妊娠させようとするでしょう。繁殖に使われ続けた犬は、心も体も疲弊して、最終的には処分対象になる可能性があるのです。

ペットショップと消費者

私たち消費者にとって、ペットショップはもっとも利用しやすいツールです。

好きなとき、たとえば今日すぐにでも自宅にお迎えできるのは、ペットショップならではのメリットといえるでしょう。

コロナ禍で外出自粛がさけばれた昨今、そのメリットはことさらにフォーカスされました。「ペットと暮らすなら“おうち時間”が充実するだろう」と考えた人が増えた結果…… 2020年度に飼育放棄された犬猫の数は、全国で7万2000匹に及んだそうです(環境省のデータによる)。

そのうち7割は新しい飼い主と出会えましたが、引き取り手が見つからなかった犬猫2万3000匹は殺処分されたそうです。

数値で見るとイメージしにくいですが、実際は一匹一匹が大切な命。

ペットショップでかわいい犬猫を見ても、安易に購入するのは避けてください。「責任を持って終生世話をしていけるのか」「仕事や生活スタイルが変わってもペットに割ける時間があるか」など長い視点で考えたうえで決断を下すのが、ペットの幸せに、そして飼い主の幸せにもつながるのではないでしょうか。

保護施設から迎える方法

飼育放棄の増加にともない、保護施設を通して新しい飼い主と出会うペットも増えてきています。

環境省によると、2020年度の譲渡数は約4万匹で、過去最高の数値を記録したそうです。

悲しい、さびしい、つらい……。そんな思いをしてきたペットたちに、幸せな暮らしをあげませんか?

保護施設と動物

保護施設とは、いわば、ペットが次の引き取り手と出会うための避難所。

「アニマルシェルター」や「動物愛護センター」などと呼ばれることもあります。

保護施設では、単に滞在するだけでなく、人間の生活に順応するための訓練や、怪我などの治療、病気の予防などもおこないます。

「もうこの子は新しい飼い主とうまくやっていけそう」と判断されると、譲渡会に参加し、そこで新しい飼い主を見つけることになります。

私がペットのトイプードルと出会ったのも、保護施設の譲渡会がきっかけでした。それまで約20年間ペットロス状態だったのですが、ホームページでたまたまその子の写真を見かけて、そのまま譲渡会に参加。ひと目見た瞬間に運命を感じて、そのまま我が家の一員になりました。

つらい過去を背負っているはずの子ですが、今では天真爛漫に飛び回る毎日です。私自身もペットロスを乗り越えて、「この子を必ず幸せにする」と毎日誓いを新たにしています。

保護施設と消費者

全国各地に存在する保護施設。

保護施設には、新しい飼い主を待つ犬猫がたくさんいます。

定期的に譲渡会をおこなっていたり、里親希望の問い合わせを歓迎したりしている施設が多いので、“新しい出会い”を探しているなら、保護施設からの引き取りも選択肢に入れてはいかがでしょうか。

ただ、どの保護施設も「もう二度とペットに悲しい思いをしてほしくない」と考えています。そのため里親になるための条件を細かく設定していたり自宅まで状況確認に訪れたりなど、その場ですぐにペットを引き取るのは難しいケースがほとんど。

「どうしてもこの子がいい」という場合は、多少日数はかかっても、保護施設のスタッフとじっくり相談してくださいね。

なお、保護施設にもいろいろあります。寄付だけが目的で適切な世話をしなかったり、持病を抱えている犬猫は保健所へ連れていったり……。

情報を集めたりご自身で見学に行ったりして、信頼できる保護施設かどうか見極めるのも、“良い出会い”のポイントといえるでしょう。

まとめ:ペットショップと保護施設、どちらが良いの?

ペットショップと保護施設。

扱う命の重さは同じなので、どちらが良いとは一概には言えません。

私はたまたま保護施設から引き取りましたが、私のように「この子しかいない!」と運命的なものを感じたのがペットショップであれば、その直感にしたがっても良いのではないでしょうか。

ただ、ペットショップと保護施設、どちらで引き取るにしても、「責任を持って、終生お世話ができるか?」が大切です。

ペットは飼い主を選べません。だからこそ、新しい子を迎えるときは、人間でいうところの「赤ちゃん(新しい家族)が一人増える」くらいの覚悟を持っていただきたいのです。

昨今、「〇〇ガチャ」なんて造語が話題になりました。ペットにとって「飼い主ガチャ」は、一生を左右するほどに大事な岐路です。毎日たくさんお世話をして、たくさんコミュニケーションをとって、最後には「あぁ、この家に来てよかったな」と思ってもらえたなら、飼い主としてこれほど幸せなことはないでしょう。

ペットショップと保護施設、それぞれの実情を知り、納得のいく選択をしてくださいね。

新しい家族と、すてきな毎日を過ごせることを願っています。

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