ペットと過ごす同じ時間…
けれどペットと人は同じように歳を取ることはできません。
ペットの体の中の時間は人間よりも早く進みます。
時にはペットの老化を目の当たりにすることもあるでしょう…。
小さな命のカウントダウン。その灯が消える日まで、変わらない愛情で寄り添ってあげてください。
目次
犬の老化サインとは?
年老いてきた大事なペット。
犬にも猫にも老化サインがあります。
「頬がたるんできた」「シワが目立ってきた」など人間のようにはっきり分かるものではありませんが、外見や行動で「あれ?」と気づくことがあるはず。
あなたの大事なわんちゃんに当てはまる項目はありますか?
<外見>
・目が白く濁ってきた
・体型が少しふくよかになってきた
・息や口が匂うようになった
・お尻が小さくなってきた
・フケが多くなってきた
・被毛が薄くなってきた
・白い毛が目立ってきた
・体や顔にイボができた
<行動>
・遊びに興味を示さない
・散歩に興味を示さない
・睡眠時間が長くなってきた
・ふらふらして物にぶつかることがある
・名前を呼んでも反応がない時がある
・歩幅が狭くなった
・トイレの失敗が増えた
・食べものの好みが変化した
猫の老化サインとは?
猫にも老化サインがあります。
自由気ままな猫ですが、これらのサインが見られたら、近いうちに介護が必要になるかもしれません。
<外見>
・被毛の色が薄くなってきた
・被毛がパサパサしている
・顔周りに白い毛が増えてきた
・歯の色が変わってきた(黄ばんだり茶色がかったり)
・ふとももが細くなってきた
・爪の伸びが早い
・息や口が匂うようになった
・目ヤニが増えてきた
<行動>
・トイレの失敗が増えた
・トイレの回数が多い
・排泄に時間がかかる
・食事に時間がかかる
・水をあまり飲まない
・あまり爪とぎをしなくなった
・あまり毛づくろいをしなくなった
・声の様子がおかしい(変な鳴き方をしたり大きな声を出したり)
・触ると驚く
・名前を呼んでも反応がない時がある
犬や猫の介護が大変…
年老いたペットは介護がないと行動できなくなってきます。
時にはトイレの場所へ連れていったり、食事を口まで運んであげたりすることもあるでしょう。
ペットの状態によっては、飼い主さんが夜中に熟睡することも難しくなります…。
言葉を話せない犬猫。昼も夜もない介護生活。
「つらい」と塞ぎ込みたくなるときもありますよね。
でも自分を奮い立たせて、「この子のためにがんばらなきゃ」とまた精一杯のお世話をするのではないでしょうか。
ペットと同じ時間を生きる限り、老化への対応は避けられません。
「わかってる、わかってるけどつらい」と感じているなら、その気持ちを素直に吐き出しましょう。
ペット飼育経験のある方に話を聞いてもらうのも良いですし、SNSでつぶやいても構いません。共感してくれる人がいるだけで心がラクになりますし、「私はこういう工夫をしているよ」なんて良い情報も得られるかもしれません。
それでもペットの介護に疲れたら、老犬ホームやペットシッターなどを利用するのも一つの方法です。老犬ホームなら介護に慣れたプロが迎えてくれますし、ペットシッターの中にも老犬を専門にしている方は少なくありません。
心や体に支障をきたしそうなほど介護に疲れているのなら、飼い主とペットそれぞれのためにも、これらの選択肢をどうぞご検討ください。
介護は大変、でも大好き!
自分よりも早く歳をとって、できることもどんどん少なくなっていくペット。
歩行の介助や夜中の要求泣きなど、あなたの助けを必要としている日々は、まるで赤ちゃんのお世話をしているよう。
言葉は話せなくても、ペットは「いつも大切にしてくれてありがとう」と思っているはずですよ。
かすかに揺れる、小さな命の灯。
どうか最後の一瞬まで、その火を大切に守ってあげてください。
介護は大変ですが、永遠に続くものではありません。
ペットが亡くなった後に後悔しないように、1日1日を大切に過ごしましょう。
ペットにとっての幸せはもちろんですが、飼い主さんが幸せを感じることも大切です。元気だったころのペットを思い浮かべながら、「大丈夫、最後まで大好きだよ」と伝えてあげてください。
疲れた顔で接していては、ペットが心配してしまいますよ。完璧にしようとせず、頑張りすぎず、借りられる手は借りて、最後の最後まで愛情を注ぎ続けましょう。
まとめ
高齢になった犬や猫には、老化のサインがあります。
外見や行動などサインにはいくつも種類がありますが、当てはまることが多くなってきたら、近いうちに介護・介助が必要になるかもしれません。
真面目な飼い主さんほど「自分がすべて頑張らなければ」と気負いがちですが、結果として介護疲れになってしまうことも……。
ペットにとっては、あなたが笑顔でいることが何よりも大事です。
すべてを頑張るよりも、老犬ホームやペットシッターを活用しながら、気持ちに余裕を持って接してあげてください。
だんだん動かなくなる体に、ペットはストレスを抱えます。もしかしたら、自ら死期を察するかもしれませんね……。
そんなときに、飼い主さんがやわらかな笑顔で側にいてくれたらどうでしょう。“そのとき”が訪れても、ペットは安心して目を閉じられるのではないでしょうか。
誰かに話したり誰かの手を借りたりして、少しでも心のコンディションを整えてください。
動かなくなってきても、食べられなくなってきても、あなたの笑顔を見るのがペットの何よりの幸せなのですから。
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