家族の一員として接してきたペット。
しかし、いつかは訪れる“別れの時”……。
大事なペットが亡くなると、飼い主さんの心は大きなダメージを受けます。
心身に不調をきたして立ち直れなくなる方は決して珍しくありません。
ペットとの死別が原因で飼い主さんにあらわれるネガティブな症状を、「ペットロス」といいます。
ペットロスから立ち直るためにペットロスについて詳しく知りましょう。
ご自身の症状を自覚することが回復への最初の一歩ですよ。
目次
誰もが直面しがちなペットロス
ペットロスは、別名「ペットロス症候群」ともいわれています。
大切なペットを失うと、飼い主さんは心に大きなダメージを負います。それ自体は自然な反応なので、特に問題ではありません。しかしあまりにダメージが大きいと、心身に影響しかねないのでご注意ください。
株式会社PLAN-Bの調査によると、愛犬を亡くした飼い主さんのうち、およそ9割がペットロスになったそう。
しかし、そのうち8割は「今は気持ちが落ち着いている」とも回答しました。今ペットロスに苦しんでいても、多くの場合、時間が気持ちを落ち着かせてくれます。ペットとの幸せな日々をおだやかに振り返れるその日まで、時間に気持ちをゆだねるのも良いかもしれませんね。
一方、「現在もペットロスの症状が続いている」と回答した方は約9%。愛犬の年齢が高い(11歳~)ほど、ペットロスに直面しやすいようです。
長く連れ添ったパートナーを失ったのですから、辛く苦しい感情を抱くのは自然なことでしょう。しかし、それが原因で日常生活に支障をきたしてはいけません……。
ペットロスが引き起こす心身の症状
ペットロスは、飼い主さんの心身に大きな不調を引き起こします。
人によって程度の差はありますが、代表的な症状は以下の通りです。
心理的な症状
・落ち込み
・罪悪感
・虚無感
・喪失感
・不安感
・孤独感
・パニック
・集中できない
・落ち着かない
・自分や他人を責める
身体的な症状
・すぐに涙が出る
・倦怠感
・食欲不振
・過食
・腹痛
・頭痛
・肩こり
・めまい
・しびれ
・難聴
・下痢
・便秘
・吐き気
・不眠
これらの症状は、時間とともに軽減していくことがほとんどです。
しかし人によっては、うつ病を発症することがあるのでご注意ください。
もし症状に苦しんでいるなら、早めに心療内科や精神科を受診することをおすすめします。
ペットロスを克服するための3ステップ
心や体に大きな影響を及ぼすペットロス。
日本動物医療センターによると、ペットロス克服の流れは以下の3ステップだそうです。
1:否定、怒り、交渉
2:受容
3:解決
【1:否定、怒り、交渉】
ペットロスに陥ると、飼い主さんのメンタルは大きく揺らぎます。
「こんなの信じられない」と現実を否定したり、「自分のせいだ」「医師のせいだ」など誰かへ怒りを向けたり、「神様、私が代わりになるからペットを助けてください」など目に見えない存在と交渉したり……。
いわば、現実逃避の状態といえるでしょう。
【2:受容】
「あぁ、玄関を開けても迎えに来てくれないんだ」「このケージの中にはもういないんだ……」など、“ペットがいない事実”に直面する機会は多々あるでしょう。
頭では理解していても、事実を受け入れるのはやはり辛いですよね……。
このとき、「外出の機会を増やす」「仕事に没頭する」など、どうにか悲しみを遠ざけようと努力する方がほとんどです。気を紛らわせようとしているうちに時間が悲しみを解決してくれた……というケースも多いでしょう。
一方で、「ひたすら泣く」「思い出を振り返る」という方も少なくありません。現実を受け入れるのは辛いですが、目を背けずに向き合うことも、気持ちを整理する方法の一つでしょう。
【3:解決】
解決までの期間は、人によって異なります。
電気のスイッチのようにパッと気持ちを切り替えられる人はほとんどいません。少し前を向き始めたかと思えば悲しみに暮れたり現実逃避したりして一進一退を繰り返す状態が続くでしょう。
しかし、日が経つごとに“ペットの死”を消化できるようになります。楽しかったこともおだやかな気持ちで思い出せるようになり、「ありがとう」とペットに感謝したりもできるでしょう。
ペットロスになるほどに愛されたペット。
「こうすれば良かった」など後悔はあったとしても、ペットは幸せな一生を過ごせたはずです。
ペットにとっても、最愛の飼い主さんがいつまでも悲しみに暮れながら過ごすのは望んでいないのではないでしょうか。
落ち込むだけ落ち込んだら、ペットとの幸せな思い出を胸に、また笑顔で歩き出しましょう。
ペットロス克服のために今できること
前の項目で、ペットロス克服までの大まかな流れを紹介しました。
しかし「今とにかく辛い」という方は、回復までの道のりが遥か遠くに感じることもあるでしょう。
ペットロスに直面していて、今の状況から抜け出したいと願っているなら、以下のことを実践してみてください。
きっと、少しずつ“何か”が変わってくるはずです。
誰かに話を聞いてもらう
アメリカでは、ペットロスの相談窓口はいくつもあるそうです。ペットの死に直面した飼い主さんの多くは、カウンセラーに話を聞いてもらうことで徐々に現実を受け入れていくのだとか。
日本ではペットロス専門の窓口はほとんど普及していませんが、同じような境遇の人に話を聞いてもらえば、それだけで心が休まるでしょう。
趣味や仕事に没頭する
何かに没頭するのも、悲しみを拭うための方法の一つです。趣味や仕事でも良いですし、友達と思いきり遊ぶのも良いですね。
忙しい日々を過ごしているうちに、時間が心の傷を癒してくれるでしょう。
ペットのお葬式をする
ペットの死を受け入れられない飼い主さんは、たくさんいます。
一緒に生活してきたパートナーがいなくなったのですから、心の整理がつかないのは特別なことではないでしょう……。
最近では、亡くなったペットを手厚く弔う方が増えてきています。焼香や火葬まで見守ることで、死別という現実を受け入れられるようになるのです。
ペット葬儀は、大切なペットと過ごす最後の時間。とわの虹 ペットメモリアル滋賀は、ペット火葬をおこなっています。飼い主さんの心に寄り添いながら、まごころを込めてお見送りをさせていただきますので、24時間いつでもお問い合わせください。
天国のペットと飼い主さんをつなぐ「虹の橋」
ペットロスから回復した飼い主さんでも、ふとしたときに「あの子今どうしているかな……」と寂しくなることがあるでしょう。
「虹の橋ゆうびん館おてがみキット」は、天国のペットと飼い主さんをつなぐ、心温まるサービスです。
亡くなったペット宛てにおてがみを書いてみませんか? 2~3週間後にはペットがあなた宛てに書いてくれたおてがみが返ってきますよ。
おてがみには、ペットが一生懸命に書いた文章と共に、かわいい写真も。
今どこでどう過ごしているのか、そして飼い主さんへ伝えたい今の気持ち……。
ペットロスに直面している方は、ぜひ「虹の橋ゆうびん館」あてにおてがみを投函してください。「こちらも元気に過ごしているよ」「看取れなくてごめんね」「会いたいよ」など、今のお気持ちを自由に綴りましょう。
流れ星に乗って、きっとあの子の元へ届きますよ。
まとめ
ペットロスは、飼い主さんの9割が経験するといわれています。
愛情を注いだ分、目の前からいなくなるのは耐えがたいですよね……。
ペットロスの多くは時間が解決してくれるので、それまで誰かに話を聞いてもらったり趣味や仕事に没頭したりして、辛い気持ちを紛らわせてください。
しかし、飼い主さんの中には「ペットの死」を受け入れられない方が少なくありません。
現実から目を背けていると、回復までの最初の一歩がいつまでも踏み出せないまま……。ペット葬儀で火葬するなど「最後の時間」を見届けることが、ペットロス回復の近道といえるでしょう。
ペットの体はなくなっても、魂はずっと残ります。どうしても辛かったり、会いたくなったり、伝えたい気持ちがあるなら「虹の橋」へお手紙を書いてみてください。
あなたの元に届くのはペットからのメッセージ。体は離れてもいつでも心はつながっていることをどうぞお忘れなく。
【滋賀のペット火葬・葬儀ならとわの虹ペットメモリアル滋賀】
24時間電話・LINE受付
TEL 0120-992-003
ペットメモリアル滋賀BASEネットショップ「RuriTowa」